奨学金で200文字の作文が必要と気づいて何を書こうか迷っていませんか?
第一種奨学金を返済中の私が作文方法を紹介していきたいと思います。
もちろん、第二種奨学金においても奨学生にも通ずる作文方法です。
ただし、奨学生の採用は申請時の200字以内の作文内容よりも所得や在学時の成績のほうが重要な条件となります。
そのためまずは成績を上げることを優先になりますが、
今回ご紹介する方法は、あなたと同じ条件の申請者よりも奨学生に採用されやすいように、
200字の作文で差をつける方法と考えてください。
作文の例文集をそのままコピーして申請したほうが確かに楽です。
しかしどうしても採用されたいのならどこかで採用されるための努力は必要です。
私はその努力をして奨学金や授業料免除を獲得してきました。
大丈夫。ちょっと頑張ればできますよ。
そのちょっとの差が意外と大きいんですよ。
就職してカツカツ生活にならないために、いいスタートをきれるように準備しましょうね。
私はこんな人
・第一種奨学金の奨学生(返済中)
・大学の授業料減免獲得(作文)
・予備校の授業料減免獲得(作文)
目次
作文方法
作文方法
180文字以上で、具体的に書く!
え?たったこれだけ?と思いませんか?
その通り、これだけです。
しかし、大学の教授が「奨学金の作文には書き方がある」と言って知人に伝授したノウハウです。
もちろんその知人も第一種奨学金の奨学生で、今もコツコツ奨学金を返済してますよ。
とは言ってもこれだけではよくわからないと思いますので、
例を踏まえながら作文方法を紹介したいと思います。
例文
将来「公認会計士」を目指しており、在学中に「公認会計士」の登竜門である日商簿記1級の資格を取得したいと考えています。日商簿記1級の合格には平均で1,000時間の勉強時間が必要と言われており、さらに独学での資格取得は困難であるため予備校や通信制のスクールに通う必要があります。勉強時間の確保の観点からアルバイトはできず、またスクール費用の補填も必要なため奨学生への採用を希望しております。(193字)
作文の一番のポイントは「奨学金を利用して何を勉強したいのかを具体的に書くこと」です。
難しいことは考えず以下の5つのステップ通りに作文してみてください。
5つのステップ
所属の学部はどこ?
(専門は何?)
例文では経済学部を想定しています。入学前の学生であれば入学先の志望学部。
専門学校であれば専門職名(美容師等)をイメージするとよいでしょう。
将来は何になりたいの?
(ちゃんと考えてる?)
例文では「公認会計士」を最初に思いつきました。
法学部なら「弁護士」、医学部なら「医師」等です。所属学部で連想しやすい職業を考えてみてください。
もし、連想することが難しいようでしたら、所属学部の先輩たちの就職先を調べてみましょう。
その就職先でイメージが湧きやすい職種を記載することをおススメします。
また自分の得意なものと組み合わせることも良い方法です。
例えば高校の履修科目で国語が得意で文学部を志望しているなら 「小説家」なんて職種もありだと思います。
何が必要?
(調べてるよね?)
「公認会計士」は実務経験も必要で、座学だけではなれません。
しかし、腕試しとして日商簿記1級の資格取得をする受験者が多い状況です。
「公認会計士」になるための知識がどれくらいついているのかを把握するための登竜門の資格として受験者からは位置付けられています。
このようになりたい職種に役立つ資格を記載することで具体性が出ますので、資格を書くことをおススメします。
該当する職種に資格がない場合はどのようなスキルがあるとその職種になりやすいかを考えるとよいでしょう。
また学部を卒業できること自体が職種へ近づくケースもありますので「所属学部の卒業」をアピールするのもよいですね。
そのためにどうすればよい?
(意気込みあるかな?)
簡単に資格を取得できるようなものであれば時間を確保する必要もないので、ここでは取得できるか否かに関わらず「難関資格」を書くことをおススメします。
具体的にどれくらい難しい資格なのかということを明確に伝えることができるかがポイントになります。例文であれば日商簿記1級に必要な勉強時間は1,000時間です。
1,000時間を365日で割ると2.7時間/日となります。休みの日を設けたとすると大体3~4時間/日の勉強時間の確保が必要で、これは学校の授業時間とは別になります。
どれだけ目標ハードルが高い目標かということがお分かりになったでしょうか?
作文に必要なのは申請時点の「結果」や「能力」ではなく「意気込み」です。高い目標の資格を掲げ、審査する方へ意気込みをアピールしましょう。
ここは非常に重要なことなので作文する際には意識して書いてくださいね。
だから奨学金が必要!
(応援したいな!)
ここでは奨学金が必要ということをアピールします。すなわち勉強時間の確保や教育サービスを受けるための費用が必要ということです。
勉強時間の確保が目的でないのなら、奨学金である必要はありません。消費者金融からでもお金借りることはできますからね。
例えば教育学部で先生になりたい人は教員課程の受講のためには所属学校の授業料以外にも別途お金が必要になりますし、授業以外にも教員免許を取るための試験勉強も必要です。
だから奨学金が必要です、お願いします!という形でアピールすると自然な流れで奨学金の申請理由として成り立ちますよね!
若い人からこのような意気込みでアピールされると「応援したくなる」のが大人なのです。その心理をうまくついていけば問題なく奨学生へ採用されるでしょう。
以上5つのステップで作文していけばざっくりとした骨組みはできたのではないでしょうか?
細かい文言よりも「意気込み」をアピールして奨学生へ採用されることを願っております。
払わなくてもよいお金を減らし、将来が豊かになるものにお金を使っていきましょう!