投資信託/ETF

検討価値あり!【1651】TOPIX高配当40指数ETF

 

日本株の配当利回りが3%以上のものがごろごろし始めて、高配当投資をしてみたいもののどのように投資をすればよいか悩んでいませんか?

 

そんな人におすすめの高配当ETFについて調査しましたのでよかったら参考にしてみてください。

 

高配当株ETFをポートフォリオに加えるなら、複数のETF保有での運用をおすすめします。

 

投資レベルが向上してくれば個別株を加えてアレンジしながらの高配当投資のポートフォリオを組むのがよりかと考えています。

 

こんな人におすすめ

・投資初心者/中級者
・配当金を得たい
・ETFで資産運用したい

 

私はこんな人は

・投資歴5年
・日本個別株売買経験あり

 

採用指数の調査

 

TOPIX100
TOPIX(東証株価指数)を構成する銘柄のうち、流動性と時価総額の高い100銘柄を算出対象として選定した株価指数。

引用:大和証券

 

日本の大型株でよく取引されている100銘柄が「TOPIX100」になります。

 

TOPIX高配当40指数
TOPIX 100の算出対象を母集団とし、直近の実績配当利回りが相対的に高い40銘柄により構成される指数
引用:JPX ファクトシート

 

TOPIX100のうちの配当利回りが高い銘柄の40%が構成銘柄となります。

 

ノーム
配当利回りが高い銘柄をどれくらいの期間保有する方針か?は気になりますね。

 

【1651】TOPIX高配当40指数ETF

 

商品概要
純資産額:約230億円
運用期間:5年
信託報酬等:0.21%
銘柄数:40
パフォーマンス(1年):18.69%
引用:モーニングスター

 

純資産額やコストなどはとくに気になるところことはないですね。

 

各年の取引額の推移をみてみると、【1651】TOPIX高配当40指数ETFは2022年は過去5年で投資家から注目を集めている状況です。

 

引用:モーニングスター

 

ただ純資産額の伸び方はイマイチですね。

 

それは【1651】TOPIX高配当40指数ETFの配当利回りが高くないことが要因だと考えています。

 

配当利回りについては後ほど分析していきます。

 

【1651】TOPIX高配当40指数ETFの業種構成


引用:ダイワ 交付目論見書

 

上位TOP5業種比率
・卸売業 16.3%
・銀行業 14.3%
・情報・通信業 13.2%
・輸送用機器 10.3%

 

上位TOP10の銘柄

引用:ダイワ交付目論見書

 

上位TOP3業種
卸売業
【8058】三菱商事
【8001】伊藤忠商事
銀行業
【8306】三菱UFJ
【8316】三井住友
情報・通信業
【9432】NTT
【9433】KDDI

 

上位TOP3業種で全体の43.8%を占めています。

 

主に総合商社、メガバンク、通信キャリア銘柄で構成されています。

 

ノーム
個人的には好みの業種ですが偏りがありますね。

 

指数と個別株の比較

 

【1651】TOPIX高配当40指数ETFを日経平均やTOPIXと比較します。

 

濃い青:【1651】ETF
薄い青:TOPIX指数
黄色:日経平均225

 

過去5年の株価の推移では日経平均が高パフォーマンスです。

 

過去5年のパフォーマンス

・【1651】ETF 10.26%
・TOPIX指数 3.51%
・日経平均225 13.85%

 

しかし、2022年あたりから【1651】TOPIX高配当40指数ETFのパフォーマンスは日経平均やTOPIX以上に成長しています。

 

その要因はインフレによる物価高と日銀の利上げ影響です。

 

ツール:Google Finance

濃い青:日経平均 13.85%
黄色:【8058】三菱商事 39.01%
薄い青:【8001】伊藤忠 88.97%
オレンジ:【8306】三菱UFJ 11.40%
紫:【8316】三井住友 9.22%

 

【1651】TOPIX高配当40指数ETFの業種で物価高の恩恵を受けるのは卸売業の総合商社です。

 

資源価格が上がると、資源の採掘権などを保有する総合商社は得た資源を高値で売ることができます。

 

また2022年は円安も加速したのでさらに株高となっています。

 

また日銀の利上げで影響を受けるのは銀行株です。

 

金利が上がると銀行の利ザヤが上がるので儲けやすい構造になり株高となります。

 

そのためここ1年で【1651】TOPIX高配当40指数ETFは日経平均やTOPIXより高パフォーマンスとなってます。

 

ノーム
日銀がさらに利上げすれば銀行株は急騰するでしょうね。

 

ちなみに日経平均やTOPIXとの配当利回りは以下の通り。

 

直近の配当利回り

・【1651】ETF 2.61%
・日経平均 ETF 1.7~2%
・TOPIX ETF 2.2~2.5%

 

【1651】TOPIX高配当40指数ETFの配当利回り推移

引用:モーニングスター

 

過去2年の配当利回りは下落傾向にあります。

 

それは【1651】TOPIX高配当40指数ETFの基準価格が上昇しているためです。

 

日経平均やTOPIXのインデックスを採用したETFの配当利回りと【1651】TOPIX高配当40指数ETFの配当利回りに現時点では大きな差はありません。

 

高配当というには物足りなさを感じますが、現在の市況に沿った業種が上位に占めているので配当よりは基準価格の値上がり益を狙う投資なら投資妙味がある時期かと思います。

 

ただし、日銀の利上げ局面であるため銀行株以外は値下がりする可能性があります。

 

そのため売買取引による利益を狙う際は気を付けて投資を実施してください。

 

株式が暴落したときや【1651】TOPIX高配当40指数ETFの配当利回りが高いときに投資する時期が高配当を狙えるタイミングかと考えています。

 

高配当を狙うタイミングでの投資として【1651】TOPIX高配当40指数ETFは長期投資に向いている金融商品と私は考えています。

 

ノーム
結局、投資商品をどう投資するかを考えることが高パフォーマンスになるのだと私は思います。

 

わたしの投資スタンス

 

ポイント

日経/TOPIX ETF+高配当複数ETF

 

日本株で高配当投資をするなら、個人的には個別株がおすすめです。

 

しかし投資初心者さんがいきなり個別株投資で高配当ポートフォリオをつくるには難しいと考えています。

 

【1651】TOPIX高配当40指数ETFは景気敏感株と呼ばれる株の比率が多く、株価変動が激しくなります。

 

現在はたまたま資源高や利上げ影響で業種に偏りがある【1651】TOPIX高配当40指数ETFは高パフォーマンスになっています。

 

しかし、市況が変化すれば日経平均やTOPIXに負けるときがくると思います。

 

そのため日経平均やTOPIXと高配当の複数ETFを組み合わせたポートフォリオの構築をおすすめします。

 

あとは日経平均やTOPIXのETFと高配当ETFの保有割合をうまく調整して市況に乗るのがよいと考えています。

 

まとめ

 

いかがだったでしょうか?

 

【1651】TOPIX高配当40指数ETFは総合商社や銀行などの業種割合が高いため、現在の市況ではトレンドに沿っており、投資妙味があると考えます。

 

ただ、業種が偏っているため市況が変化したときには日経平均やTOPIXのETFに負けることもあります。

 

そのためでメジャーな指数と高配当ETFを組み合わせたポートフォリオ構築をおすすめします。

 

市況の波に乗り、資産形成を行い人生を豊かにしていきましょうね。

 

それではまた市場でお会いしましょう!

  • この記事を書いた人

ノーム

サイドFIREを目指す30代IT企業の会社員。 投資歴5年。 コアサテライト戦略で資産形成中。 コアのインデックス投資とサテライトの趣味の投資で人生を豊かにしていきます。 コアは全世界株式、サテライトは日本個別株、仮想通貨に投資中です。

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