投資信託とETFどっちもネットでおすすめされていて、
どっちがよいのか分からなくなっていませんか?
そこで投資信託とETFの特徴を整理して、
投資信託とETFどっちに投資するスタンスか
私の考えをご紹介します。
私はこんな人は
2021年の成績:+2,000%
つみたてNISA投資中
ETF取引経験あり
投資信託の特徴
ここでの「投資信託」とは
非上場の投資信託を指します。
投資信託を選び、自動積立の設定を行えば、
基本的にはほったらかしになります。
今のお金が減り(投資する)、将来のお金を重視する
投資スタイルになります。
おすすめな人
・投資に時間をかけたくない人
・将来のお金を重視する人
メリット
ポイント
・つみたてNISA
・指定金額で買可
・自動積立
・クレジット決済
投資信託の1番のメリットは
「つみたてNISA」を利用できることです。
「つみたてNISA」を簡単に説明すると、
政府がお墨付きを与えた投資信託のことで、
その投資信託の運用益は非課税になる税制優遇があります。
「つみたてNISA」の設計コンセプトは
「長期・積立・分散投資」です。
これをきちんと実践すれば、負けにくい投資ができる
と金融庁も考えているということです。
金融庁の「つみたてNISA早わかりガイドブック」から
お借りした図によると、
5年の運用期間だと元本割れ(損する)もあるが、
20年の運用期間があれば元本割れしない(損しない)
投資信託を厳選していると読み替えることもできます。
時間をかけて負けにくい投資をすることで、
資産を大きくすることが投資の目的となります。
つまり「資産の最大化」になります。
「資産の最大化」とは
文字通り資産を大きくすることです。
今手もとにあるお金を投資信託にコツコツ投資していき、
時間をかけて将来の資産を大きくすることを意味します。
言い換えると、
今使えるお金が減り(投資する)、将来のお金(資産)が増える
と考えることもできます。
将来の資産が確実に増えるのかは誰にもわかりません。
そのためどうなるかわからないリスクを負う代わりに、
「税制優遇」と「投資のしやすさ」を投資家に与えています。
投資のしやすさ
ポイント
・指定金額で買可
・自動積立
・クレジット決済
クレジットで積立る額を一度設定すれば、
あとはほったらかしで投資ができます。
しかもクレジット決済での取引の場合、
ポイントももらえます。
またETFなどで実際に取引をしたことがあれば
ピンときますが、「買いたい金額」で取引できる
のもメリットですね。
仮に1万円/月を積み立てると設定すれば、
投資信託の基準価格が1万円を超えていても、
金額に関わらず取引できます。
デメリット
ポイント
・非上場
・解約手続き面倒
・分配金なし
非上場なのでゴミ投資信託を選ぶ危険があります。
「つみたてNISA」銘柄であれば、
ゴミ投資信託を取引することはありませんが、
「毎月配当型」のような投資信託には注意が必要です。
また保有する投資信託を売却するときには、
ETFに比べると時間がかかります。
売却には解約手続きが必要なので、
例えば株価が大暴落しているときに1秒でも
早く売りたい状況では売却手続きが完了するまで、
指をくわえて待つしかありません。
分配金をもらう設定もできますが、
長期投資の最大のメリット「複利」を活かせないので、
分配金を再投資することをおすすめします。
ETFの特徴
「分配金を得る」ことと「取引がしやすい」ことです。
しかし取引には投資判断が必要になります。
ETFがおすすめな人
・投資判断できる人
・今のお金を重視する人
メリット
ポイント
・上場
・分配金
・取引しやすい
・一般NISA
・貸株
上場するには取引所で厳しい審査を受けるため、
ETFには詐欺まがいの商品はありません。
ただし、他のETFと比べて運用手数料が高かったり、
お金の集まりがよくなかったり、
投資するときに見るべきポイントをおさえて
投資する必要があります。
ETFはなんといっても、
「分配金」をもらえることがメリットです。
ETFの商品によりますが、
「分配金」をもらえる回数も
1回/年、2回/年、4/年など商品によってさまざまです。
長期でコツコツETFを買い付けていけば、
もらえる配当金も徐々に大きくなっていきます。
いつか、
投資するお金(手もとから減るお金)<手もとに入るお金(分配金)
となる日もくるかもしれません。
そうなれば手もとにあるお金が減ることはなくなります。
分配金をさらに再投資に回すのもよいですし、
今を楽しむために使うのもありです。
どう使うかはあなた次第です。
また利益が出ている状態(含み益)の場合、
たとえば、直近で何か大きな出費があるときには
利益を確定させて手もとの現金を確保し、
支出に充てることもできます。
投資信託よりも自由度が高いことが特徴なので、
状況よって使い分けができるのがETFのメリットかと考えます。
あとは、「一般NISA」を使えば、
ETFの売買益は上限額までは非課税になりますし、
取引可能時間内であれば最短で1秒くらいで取引が完了します。
不測の事態やすぐに現金化したいときには嬉しいですね。
ちなみに、「つみたてNISA」と一般「NISA」の併用はできません。
さらに中級レベルになりますが、
「貸株」設定をすれば、
金利がもえる仕組みもあります。
この辺は実際にETFを投資するときに検討してみてください。
ETFの紹介記事に「貸株」金利について紹介していきます。
デメリット
ポイント
・自動買付不可
・クレジット決済不可
ETFは自動で買い付けることはできません。
そのためどこかのタイミングで
取引する判断をあなたがしなければなりません。
つまりETFの価格(チャート)を見ながら
取引することになります。
また現金での取引となるため、
ある程度現金を証券口座に入れておく必要があります。
まとまったお金がない場合はETF投資は難しいですが、
買付金額が小さいETFを選んでおくと「数量」を
調整することで購入金額を下げられます。
私の投資スタイル
私の投資スタンス
投資信託とETFどっちにも投資する。
長期投資を前提で、
投資戦略
投資配分を決めて
老後のお金は投資信託で。
今を楽しむお金はETFで。
投資配分
投資信託:30%~70%
ETF:0%~50%
投資配分は投資の環境によって変化させます。
たとえば
株式市場が大暴落したときにはETFの割合を高めます。
最大で50%くらい買い付けてもよいかと考えてます。
逆に今のように株価が高いときにはETFを保有しない。
のように状況によって保有割合を変化させて、
「老後のお金」と「今のお金」の優先順位を
使い分ける戦略を考えています。
老後のお金
退職するまで基本的に売ることはせず、
資産を大きくすることを優先させるため
「つみたてNISA」で投資信託を買い続けます。
株式市場が暴落したときには
「つみたてNISA」の継続+特定口座でスポット買付
を考えています。
特定口座で取引する場合は税制優遇はありません。
しかし、基準価格が下がったときは
「数量」を大きくできるチャンスです。
そのため投資信託の基準価格が低迷している時期に限り、
「つみたてNISA」の投資額以上の金額を
特定口座を通して投資信託を買います。
どちらの場合も分配金再投資で資産を最大化させます。
今を楽しむ
私の場合、投資を趣味の1つと位置付けていますので、
取引するか否かを考えることを楽しんでいる側面があります。
しかし、初心者の人は投資は難しい言葉多く、
投資を「おもしろい」と感じにくいかもしれません。
「資産の最大化」だけを目的にすると、
手もとにあるお金が減る(投資する)ので
娯楽に使えるお金が減ってしまいます。
そうなると投資が楽しくなくなり、
結果、資産形成を止めてしまう人もでてくると思います。
継続は投資に限らずどんなことでも難しいことです。
そのため投資を続けられる仕組みとして
「今を楽しむ」ことに重きをおいてETFを活用します。
ETFを使って分配金をもらい、
今のお金(分配金)を少しずつ増やしていき、
今を楽しむために、
たとえば旅行に行く費用に充てる等して、
投資の効果(投資で稼いだお金)で楽しむ体験が
できるようにしておくことをおすすめします。
楽しみがあれば投資を継続できる
と私は考えています。
ポイントは投資信託とETFの割合をどうするかです。
ここは人によって違いが出るところなので、
理想はどこなのか考えてみてください。
大丈夫です、あなたの中に答えは必ずあります。
答えてくれるよう自分に聞いてみてください。
まとめ
いかがだったでしょうか?
投資信託とETFどっちにするか1つとっても、
考えていくと意外と深いことだったりします。
投資について自問自答していくと、
いつか点が線になるときがくると思います。
その線はあなたオリジナルの線になっているで
大切にしてあげてください。
きっとその線はあなたを導いてくれる線になりますよ。
資産形成を通して人生を豊かにしていきましょうね。
それではまた市場でお会いしましょう!