物価が上がって毎月の支払いが大変になっている人も多いのではないでしょうか?
そこで個人でもできるインフレ対策を考えていきたいと思います。
ここでは一般的に言われるインフレ対策、株式や投資信託、外貨へ投資するといった資産形成術を考えることはしません。
1980年代のインフレのときとは違い、誰でもすぐにお得な「情報」を得られる現代版のインフレ対策をご紹介していきます。
1.物とお金を交換しない
物と比べて相対的にお金の価値が下がっているので、物とお金を交換しないことが基本になります。
つまり物を買わないということです。
ただ、物価が安いときに買った物をお金と交換するには良い時期です。
今の時期ならブランド物や貴金属等の価値をもっている物をお金と交換すると通常よりも多くのお金と交換することができます。
2.値上がり率の低い物を買う
食料品や日用品の値上げ報道で、
日々の生活が苦しくなるな~
と感じている人も多いと思います。
インフレなので物の価値が上がるのは事実ですが、物の中でも値上がり率は物によって違います。
そのため値上がり率の低い物に注目することは生活にゆとりをもたらす方法の1つだと考えます。
人の生活で基本となる要素は「衣食住」です。
「衣食住」の中で個人がコントロールしやすいものは「衣」と「食」です。
「衣」は極論オシャレや見た目を気にしなければ、破れるまで使用することはできます。
そのため直近で買い替えしなければならないものを除くと優先度は下がります。
優先度が高いのは「食」です。
インフレで一番打撃を受けるカテゴリになります。
たとえば小麦価格の高騰のニュースをみた人も多いと思います。
世界経済ネタ帳さんからお借りした、「小麦価格(ハード)の推移(円・年次)」の小麦価格のチャートをみてみると、1980年代の小麦価格を超えてきていますね。
そんな中でも価格が上昇していない食べ物があります。
それは「お米」です。
東京商工リサーチさんのデータによると、お米の価格はコロナ前から約20%減となっていて、
2015年8月以来の安値圏です。
なので今まで食べていた小麦製品からお米を使った食事にかえるだけで、値上げに対する食費の影響を軽減させることができます。
パンやパスタ等も美味しいですが、今は「異常事態」です。
小麦製品を食べる頻度を減らしたり、小麦から米粉に切り替えたりしてインフレ対策をしましょう。
ふるさと納税を活用してお米をゲットすればさらにお得ですよ。
3.物をつくる
お金の価値が下がる状況で、生き延びる効果的な方法は自分で食料を賄うことです。
昔ロシアはソ連崩壊後にハイパーインフレになりました。
そのとき国民は国から与えられた「ダーチャ」という農園付きの家で農作物や家畜を育てて食料を確保していました。
つまり、どんなにお金の価値が減ったとしても、食べるものさえ自分で賄うことができれば人は生きていけるのです。
食べるものを自分でつくるスキルが最強のインフレ対策となります。
おすすめの習得スキルは「家庭菜園」のスキルです。
家庭菜園に必要なのは「土」、「種」、「日光」、「水」、「肥料」です。
この中でインフレの影響をうけるのは「肥料」だけです。
肥料も大きな農園でなければ大量に必要としないので影響は小さいです。
また光熱費の中で値上り率が低いのは「水道料金」です。
総務省が公表している2020年基準の消費者物価指数によれば、前年同月比に寄与した内訳で、
物価上昇した品目のうち、光熱・水道のカテゴリでは、「電気代21%、ガス代17.5%」の値上がり率となっています。
しかし水道代の記載はありませんでした。
つまりここ1年では水道代の値上げよりも電気・ガスの値上がり率のほうが大きいと言えます。
食物を育てるのに必要なものもインフレ影響は少ないので家庭菜園にチャレンジして支出を減らすことができますね。
ちなみに、もし日本がハイパーインフレになった場合、金や米ドルではなく、保有資産を「土地」や「種」へ交換すること私は検討しています。
まとめ
いかがだったでしょうか?
21世紀において個人ができることは小さなことかもしれません。
しかしコツコツ積み上げた人と、積み上げてこなかった人とでは時間をかけて大きく差がついていきます。
インフレ状況においても投資スキルを生活の中で活かして、人生を豊かにしていきましょうね。
それではまた市場でお会いしましょう!