eMAXIS Slim全世界株式に投資することに決めたが、eMAXIS Slimには除く日本があり、どっちに投資すればよいか迷っていませんか?
除く日本に投資する人の考えやデータを収集できているあなたはインフルエンサーおすすめの全世界株式を何も考えずに投資している人とすでに差をつけているので安心してください。
こんな人におすすめの記事
・全世界株式と除く日本の比較を知りたい
・全世界向きな人、除く日本向きな人
私はこんな人は ・投資歴4年
・つみたてNISA投資中
・全世界と除く日本両方に投資中
MSCI指数パフォーマンス 除く日本 +9.83%
全世界 +8.23%
全世界株式と除く日本の比較は誤差なのでどっちでもいいという意見も耳にします。
30年運用し続けた場合どれくらいの差ができるのかも検証しましたので参考にしてみてください。
全世界株式と除く日本どちらも優れた指数に連動する金融商品であるのは事実です。
データや投資家の考えを参考にして、どっちの投資商品が自身に合うか腹落ちするまで考えるのがとても大事です。
それでは全世界株式と除く日本の調査をしていきたいと思います。
全世界株式と除く日本の比較
eMAXIS Slim全世界株式と除く日本の直近1年の成績を比較すると除く日本のほうが高パフォーマンスですね。
eMAXIS Slim全世界株式シリーズは商品ができてからの運用年数が短いので長期運用として参考になる統計データがありません。
ただ、eMAXIS Slimシリーズを20年積み立てた場合のパフォーマンスを試算した記事を見つけましたので掲載します。
引用元:eMAXIS Slim徹底検証! 投信を毎月1万円×20年積み立てたらいくらになるか
また、eMAXIS Slim全世界株式のインデックス指数に採用されているMSCI ACWI指数で、過去のパフォーマンスもみていきます。
(参考)MSCI ACWI指数とは
MSCI指数の一つで、米国のMSCI Inc.が算出・公表する、世界の株式を対象とした株価指数
引用元:iFinance
米国のMSCI Inc.が公表している最新のレポートによると、2007年1月から2022年1月までの15年ではMSCI World(先進国株式)が一番パフォーマンスがよいですね。
わずかな差で除く日本が次に続いています。
全世界株式は比較指数の中で最低のパフォーマンスです。
もう少し期間を長くとってみます。
指数が設定された1987年以降からのパフォーマンスをみると、除く日本のパフォーマンスが圧勝です。
10~20年単位だと先進国株式に負けるものの、30年以上の期間でみるとパフォーマンスは除く日本のほうがよくなるということです。
どの期間においても全世界株式のパフォーマンスは低いという事実は明確になりました。
パフォーマンスは誤差?
ここまでみてきて除く日本のほうが全世界株式よりもパフォーマンスがよいことはわかったと思います。
全世界株式に投資している人の中には大したパフォーマンスの差じゃないと考える人もいるのではないでしょうか?
MSCI指数の過去実績をもとにつみたてNISAで運用した場合、パフォーマンスの差がどれくらいの金額になるかを検証していきます。
パフォーマンス差
+0.8%
検証結果
30年の運用で350万円の差になる
検証ツールはCASIOの積立計算を使いました。
設定条件
期間:30年
元本0円
つみたて額3.3万円/月
複利:年複利
利息組込み:期初
課税方式:非課税
今後の世界経済の成長を考えると、MSCI指数の設定来パフォーマンスだと数値が高いため除く日本は半分の4.915%、全世界株式4.115%で設定しました。
ちなみに米国株式のS&P500は歴史を振り返ると、平均利回り6%を下回ったことがないのでこれくらいの数値が妥当と判断しました。
たった0.8%のパフォーマンス差が運用期間次第で大きな差になりますね。
私の投資スタンス
ここまでの比較で除く日本のパフォーマンスがよいことはわかったが、ノームはなぜ全世界株式と除く日本の両方に投資しているのか?と思った人も多いと思います。
理由としては除く日本or全世界株式ではなく、運用会社を分散させるため結果的に全世界株式と除く日本の両方に投資することになりました。
運用会社の分散理由
・運用会社の破綻リスク回避
・投資商品の繰上償還リスク回避
今の世の中何が起こるかわからない時代です。
そのためいくら現時点で資金を多く集めている運用会社でも10年後どうなるかわからいと私は考えています。
経営破綻しても大丈夫なように運用会社を分散させましたし、投資商品が繰上償還となることも考慮して商品を分散させました。
繰上償還というのは運用会社が想定していたよりも投資資金が集まらなかったときに「この商品は儲からないので止めます!」と宣言して商品がなくなることです。
そうなったら長期で運用している投資家は困りますよね。
もちろん、繰上げ償還にならないように投資信託の純資産額がある程度あるかはリサーチしますが、将来何が起こるかはわかりません。
「たまごを1つのかごに盛るな」という投資の格言もあります。
eMAXIS Slim全世界株式1本に集中投資する人からみれば、管理も手間で資金量も少ない除く日本に投資する私の投資戦略に疑問をもたれることでしょう。
その疑問も事実であり、認める部分ですが、この戦略は私が1年以上かけて考え抜いて腹落ちした投資戦略になります。
投資の面白いところは投資手法は1つだけではない点です。
私の投資戦略が実を結んでいるかは10年、20年後に検証していきたいですね。
まとめ
いかがだったでしょうか?
投資の世界ではわずかな差が結果を大きく左右します。
腹落ちするまで調べて考えた銘柄ならどんな場面でもがっちりガチホできると信じています。
そうすればどこかのタイミングで稲妻のごとく価格が上昇する局面に遭遇できると思います。
そのときまでコツコツ投資を続けて気長に待ちましょう!
資産形成を通して人生を豊かにしていきましょうね。
それではまた市場でお会いしましょう。