信託報酬が0.077%の「SOMPO123 先進国株式」が登場し、
投資対象としてどうなのか?と気になっている人もいるかと思います。
そこで商品の中身や他の投資信託との比較、運用会社について調査してみました。
こんな人におすすめ
・SOMPO123 先進国株式が気になる
・他の投資信託との違いを知りたい
・投資家の考えを知りたい
私はこんな人は
投資歴5年
つみたてNISA実施中
sompo123 先進国株式
特徴
・信託報酬が低い
・アクティブファンド
・長期投資前提の設計
・少数精鋭の銘柄選定
・つみたてNISA非対象
インデックスファンドの信託報酬相場は0.1%台。
それをを割り込む投資商品なので信託報酬は安いです。
しかし、実質コストが他の投資信託と比較して安いのか?
は今後検証する必要がありますね。
「sompo123 先進国株式」はアクティブファンドの位置づけになります。
アクティブファンド
運用会社やファンドマネジャーが独自の見通しや投資判断に基づいて、
ベンチマーク以上の収益を目指すファンドのこと。
銘柄の入れ替えや情報収集などにコストがかかるため、
インデックス・ファンドに比べて信託報酬が高めに設定されています。
引用元:大和証券
定義通りなら、
インデックスファンドよりもパフォーマンスをださなければいけません。
だた、低い信託報酬なのでインデックスと同程度の
パフォーマンスで問題ないでしょう。
またSOMPOアセットマネジメントの運用哲学は、
いかなる資産も本来の投資価値を有しており、
市場価格は中長期的にはこの投資価値に収束する。
したがって、市場価格と投資価値の乖離が超過収益の源泉となる。
引用元:SOMPOアセットマネジメントHP
と掲げられています。
つまり割安な優良銘柄への投資で利益をあげると言ってますね。
![](https://norm-blog.com/wp-content/uploads/2021/05/edaa17a4fd56aac58e6cc039a0a8217e-300x300.png)
目論見書によると、
SOMPOアセットマネジメントの外国株式投資ユニバース採用銘柄の中から、
日本を除く先進国の株式(原則として概ね123銘柄程度)に分散投資を行い、
信託財産の中長期的な成長をめざします。
とあります。
つまりSOMPOが厳選した外国株式(318銘柄)の中から
さらに厳選された123銘柄程度が採用された商品になります。
2022年1月の月次レポート時の123銘柄の投資国を見てみると、
70%以上がアメリカですね。
具体的な投資銘柄でいうと、
インデックスファンドでもおなじみの銘柄たちですねw
設定された日が浅いためつみたてNISAは非対象ですが、
一般NISAやジュニアNISAは対象になってます。
現時点で取扱いのある金融機関は
SBI証券、auカブコム証券、松井証券、PayPay銀行の4つです。
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投資家目線での評価
現状は様子見です。
つみたてNISA採用後、
純資産残高とパフォーマンス次第では投資対象としてありです。
ポイント
MSCI コクサイ指数と同等のパフォーマンスを出せるか?
投資家から資金を集められるか?
つみたてNISA対象となるか?
パフォーマンスはどうか?
SOMPO123先進国株式は指数に連動した設計と明言してないだけで、
実態はインデックスファンドに近い商品です。
その証拠に、参考指数でMSCI コクサイ指数と比較されてます。
銘柄が厳選されているため、
今のところMSCIコクサイ指数より若干パフォーマンスはよいみたいです。
ただ目論見書には
「当ファンドにはベンチマークはありません。」
とも表記はあり、
ベンチマークはないが参考指数はあるというスタンスは面白いですね。
![](https://norm-blog.com/wp-content/uploads/2021/05/edaa17a4fd56aac58e6cc039a0a8217e-300x300.png)
採用銘柄が厳選されているので、
上位企業の銘柄の入れ替わりが激しくなるときが
この投資商品のパフォーマンスを左右すると考えます。
そのときにMSCIコクサイ指数と比較してパフォーマンスをだせるか?
がキモになります。
インデックスファンドなら多くの銘柄に投資しているのでその辺を考える
必要はないですけどね。
SOMPOアセットマネジメントの立ち位置
投資信託を調べる機会はこれまでもあったのですが、
SOMPOアセットマネジメントの商品が調査対象になったのは
今回が初めてでした。
そのため投資家から資金を集められるか?の観点で運用会社を調査してみました。
運用会社の資産残高、「どれだけの資金で運用しているか?」をみていきます。
インデックスファンドでよく見る「三菱UFJ国際投信」の運用資金残高は
現時点で18~19兆円を運用しています。
SOMPOアセットマネジメントは1.3兆円と、
三菱UFJ国際投信の10分の1以下の資金で運用しています。
ちなみに、SOMPOアセットマネジメントのトップの純資産額の銘柄で、
280億円ほどです。
投資家としては最低でも500億円以上はほしいところです。
長期投資を前提にするなら、
資金が集まらないことによって商品がなくなるリスクを考える必要があります。
投資信託の運用会社としてSOMPOアセットマネジメントを
投資家として判断するなら、
資金を集められるのか?が気になるところですね。
インデックストップ3の純資産額
ニッセイ 外国株式 純資産3,400億円
eMAXIS Slim先進国株式 純資産2,800億円
たわらノーロード先進国株式 純資産1,630億円
インデックスストップ3銘柄の5%が400億円程度なので
運用会社は200億~400億円くらいの純資産額を見込んで
設計してるのかもしれません。
もしSOMPO123 先進国株式が500億円以上の資金を集められた場合は
投資家からも注目を集めた商品と考えてよいですね。
つみたてNISA銘柄となるか?
SOMPOアセットマネジメントのつみたてNISA採用銘柄は3つありました。
つみたてNISA採用銘柄が実績としてあるので、
SOMPO123 先進国株式も採用される可能性は高いですね。
まとめ
いかがだったでしょうか?
SOMPO123先進国株式の魅力は低コストと銘柄厳選であることです。
その魅力がインデックスファンドとのパフォーマンス差として
どのように表れてくるのかがポイントになってくると思います。
さらに税金面でつみたてNISAへの採用も必須要件です。
これらの要件を満たす商品となればますます投資信託市場から目が離せませんね。
資産形成を通して人生を豊かにしていきましょうね。
それではまた市場でお会いしましょう!