コロナショックの急落からFRBによる量的緩和の影響で世界的に株高なり、株式の投資信託を始めてみようと思っている人もいるのではないでしょうか?
今回の記事では投資信託の選び方を紹介していこうと思います。
出回っている99%の投資信託は金融機関が儲かるための商品です。
堅実に運用できる投資信託を選び、人生を豊かにしていきましょう!
まとめに6つのポイントをおさえた投信信託の銘柄一覧をつけていますので、投資信託選びで迷っている人は参考にしてみてください。
こんな人におすすめ
投資信託の選び方がわからない
投資信託へ投資している人の考えを知りたい
避けるべき投資信託の銘柄を知りたい
私はこんな人
2021年から投資信託へ投資開始
つみたてNISAで積立中
2020年の資産運用益+21%
①つみたてNISA銘柄を選ぶ
2018年1月から、年間40万までの投資金額に対して運用益は非課税にするつみたNISA制度を金融庁が設けました。
その背景はには老後2000万円不足すると言われているためです。
つまり、老後の資金不足を補うために運用は必要で、そのリスクをとるかわりに運用益は非課税にしますよという政府からのメッセージです。
このメッセージが意図するところは、NISA制度に登録されている投資信託の銘柄193本に政府がお墨付きをつけたということです。(2020年12月23時点のデータ)
政府が勧めた銘柄を買って国民の大半が損をするような事態になればそれは詐欺になりますからね。
ただNISA制度をきちんと理解したうえでの投資は必要です。
ZUUが掲載している情報によると、つみたてNISA銘柄のうちSBI証券で買える銘柄が172本、楽天証券で買える銘柄が170本となっています。
どちらの証券会社もトップクラスのラインナップです。
証券会社が取り扱っている投資信託でも注意が必要な銘柄も含まれます。
②インデックス型の投資信託
つみたてNISAに登録されている銘柄は大きく分けると、
パッシブ型(インデックス型)
アクティブ型
の2つに分かれてます。
インデックス型は日経平均株価のような経済指標に連動するよう設計された投資信託です。
一方アクティブ型の投資信託は市場平均を上回るように設計された投資信託です。
しかしアクティブ型の投資信託は長期でみると、市場平均を上回ることは難しく、結果的にインデックス型の投資信託よりもパフォーマンスは低い傾向です。
つみたてNISA銘柄のうちインデックス型の投資信託はSBI証券で152本、楽天証券143本になります。
③純資産500億円以上の銘柄
純資産というのは銘柄にどれくらいの資産が積み上がっているかを表している金額と考えてください。
年々純資産が減少している投資信託の銘柄であれば、運用がうまくいかずに評価損を出しているか、純資産を元手に高配当の支給を謳うゴミ投資信託です。
つみたてNISAの銘柄であればそのようなゴミ投資信託は含まれていないので安心してください。
純資産は減少してないが、投資信託が発売されて10年も経っているのに500億円を割り込む投資信託は取引が少ない銘柄の可能性が高いです。
そういったお金の集まりが悪い投資信託はいつか販売を中止する可能性があります。このようなことを「繰上償還」と言います。
そうなると長期運用を前提とした投資信託選びには不向きと言えます。
モーニングスターのサイトで検索したところ、つみたてNISAの銘柄で純資産500億円を超えている銘柄は13本です。
参考までに、モーニングスターのサイトで掲載されている資料で、投資信託全体の純資産残高の推移を表しています。
全体の約40%をeMAXISシリーズの投資信託が占めていることがわかります。
④手数料が0.3%以下の銘柄
長期で投資信託を積立ていくと気になるのが手数料です。
つみたてNISA登録済の銘柄であっても手数料はバラバラです。
インデックス型の投資信託なら実質コスト0.3%以下を目安に探してみるとよいと思います。
実質コストというのは簡単に言うと実際にかかったすべての手数料と思ってください。
手数料で絞ると、11本になりました。
⑤トラッキングエラーの確認
インデックス型の投資信託にはベンチマークにしている指数があります。ベンチマークというのは運用するときの目標とする指数のことです。
ベンチマークからどれくらいはなれているかを示すものがトラッキングエラーとなります。
ベンチマークを目指して運用しているにも関わらず、トラッキングエラーの数値が大きい場合はベンチマークから乖離していることを意味します。
つまり指数と連動していない運用となっており、パフォーマンスに影響が出る可能性があります。
トラッキングエラーの数値を楽天証券の「投信スーパーサーチ」で検索したところ、投資信託の投資銘柄の属性により分布が異なることがわかりました。
検索した11本のトラッキングエラーのレンジ(1年)は2.51~6.00でした。
世界の先進国株へ投資する銘柄であれば2.51~2.53、新興国株で3.39、全世界株で5.47~6.00でした。
例外はあるものの調査した印象としては新興国を含む投資信託の銘柄はトラッキングエラーの数値が高い傾向がありました。
投資する投資信託がベンチマークとするものの銘柄を比較して、相対的にトラッキングエラーが低い銘柄を選ぶことがポイントとなります。
⑥銘柄の設定日を確認
設立日が古いほうがその期間ずっと運用されていたので、それまでの実績を確認できます。
ただつみたてNISAの制度が2018年に開始したこともあり、今回調査した投資信託は設定日が2017~2018年に設定された銘柄が多い印象です。
さらにコロナ影響で2020年あたりから投資信託へ資金が流入しており、設定日だけで銘柄を判断することは難しい状況です。
運用期間が長いほど投資家からお金を集めることができるので必然的に純資産も大きくなる傾向があるからです。
設立日から10年ほど経っているにもか関わらず、純資産が500億円を下回る銘柄は避けましょう。
少額な純資産だがおすすめ
SBI・全世界株式インデックス・ファンド
投資信託の銘柄一覧
これまで6つのポイントをおさえて選定した投資信託の銘柄は以下の通りです。
投資信託銘柄一覧
①eMAXIS Slim米国株式(S&P500)
②ニッセイ 外国株式インデックスファンド
③楽天・全米株式インデックス・ファンド
④eMAXIS Slim先進国株式インデックス
⑤eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)
⑥ニッセイ 日経225インデックスファンド
⑦たわらノーロード先進国株式
⑧楽天・全世界株式インデックス・ファンド
⑨eMAXIS Slimバランス(8資産均等型)
⑩eMAXIS Slim新興国株式インデックス
⑪eMAXIS Slim全世界株式(除く日本)
⑫SBI・全世界株式インデックス・ファンド
しかし投資の世界に絶対儲かるはありません。
投資をする際は自身の投資戦略に沿った運用を心掛けてください。
あとは積立を設定して時間をかけると、気づいた時には大きく積みあがっていることでしょう。
資産形成を通して人生を豊かにしていきましょう!
それではまた市場でお会いしましょう。