あなたは学費がなくて進学をあきらめて働く人、
または就職できるか不安な大学生ではありませんか?
そんな人におすすめする
学費が無料の「42 Tokyo」を、
IT企業に勤める30代会社員の目線から
紹介していきます。
1次試験を通過すれば、
2次試験は2か月に1回くらいペースで
開催されているので、
時間を確保できる月に申し込んでみましょう!
2次試験スケジュール
おすすめな人
・20~24歳の社会人
・3~4年の大学生
私はこんな人は
・IT企業の30代会社員
42 Tokyoの概要
概要
・区分 :私立
・開校 :2020年6月22日
・本校住所 :港区六本木3丁目2番1号住友不動産六本木グランドタワー24F
・授業料 :無料
・応募条件 :16歳以上(16歳~18歳未満はオンラインのみ)
開校から1年と新しい学校です。
募集に際して、ITに関する前提知識は必要なく、
「ポテンシャル」と「頑張れるか?」をみている印象です。
「ポテンシャル」が試されるのが1次試験です。
どういった問題かは不明ですが、
「論理的思考」と「記憶力」が試されるようです。
応募に際しても、
経歴やプログラミング経験も不問で、
ダブルスクールもOKなど受験者の要件は低いです。
また学校は六本木にありますが、
オンライン受講も可能なので、
金銭的に上京できない地方在住の方も入学できます。
学費が無料と聞くと、
「怪しいな」と考える人もいると思いますので、
安全な学校か調査していきます。
パリ発の「42」とは?
パリ発の「42」という組織が運営する
学校のコンセプトに共感したDMM創業者の
亀山氏が資金援助する形で設立された学校が「42 Tokyo」です。
「42」とは?
フランスのコンピュータプログラミング学校で、
ザヴィエ・ニエル氏と他の支援者により
設立された学校です。
ザヴィエ・ニエル氏は「42」の
設立の想いを以下のように発言しています。
フランスの教育システムは
機能不全をおこしていて、
最高位の大学でも世界的な
ビジネス需要に合わせた
教育が行われていない。公立学校の試験においても
高度で科学的もしくは技術的な
論理トレーニングを持つ人しか
入学を認められない。お金や前提知識を必要としない
才能のある学生にも門戸を開きたい
創業者の考えや、wikipediaに情報があることからも、
信頼できる学校ということはわかりますね。
「42」はパリだけでなく、世界中に学校が展開されています。
試験の難易度
ポイント
合格率4%と狭き門
合格率の高い20~24歳
合格率4%と難関校ですが、
2022年度の募集人数を増やすことや
1度申し込みをした人は
2度と応募できないシステムを考えると、
少しはハードルは下がる可能性もあると思います。
私の印象としては、
時間を確保できるか?
も合格する1つの要素と思います。
合格者の年齢分布をみると、
ある程度スキルを持っている30~40代の人も
いますが合格率は高くありません。
審査に通過するにはそれなりの時間が必要で、
働き盛りの社会人は
スキルよりも時間がとれない傾向がある
と考えています。
「42」のwikipediaによれば、
2次試験は「1週間に100時間以上必要」とあり、
スキマ時間を活用しても、
働きながら捻出する時間としては
ハードルが高いと考えます。
仕事を1日8時間としても、
睡眠時間が3~4時間になり、
仕事と寝る以外の時間はすべて
試験に充ててギリギリ100時間
といった感じです。
また学生であっても、
1週間で100時間捻出しようとすると、
睡眠時間が7時間の場合、
試験以外の時間は1日3時間しかない計算です。
この状況に、
あなたは耐えられますか?
「42 Tokyo」の生徒インタビューを
YouTubeで見てみると、
2次試験は本当に大変なようで、
受験者へのアドバイスとして
「諦めるな」
が多い印象でした。
また働いている人のインタビューで
一番つらかったことは
「会社を辞めなければならなかったこと」
とありました。
「42」に合格するには覚悟を決めて
取り組む必要がありますが、
試験を突破した先には
人生が変わるほどの変化
を得られる環境が整っています。
どんな環境を得られるのかを就職先を
みていきます。
就職先
一流企業がスポンサーとなっていますね。
在籍中に結果を出せれば、
新卒であれ、中途であれ、
「42 Tokyo」のツテを使って
スポンサー企業にアプローチできるでしょう。
事実、在籍者の1人はスポンサー企業である
「メルカリ」に採用
が決まった人もいるようです。
あとはあなた次第です。
少なくとも、
新卒のカードを使って、
就職活動している学生よりは
1歩リードでしょう。
まとめ
いかがだったでしょうか?
学費無料の学校「42 Tokyo」の試験を受ける
だけなら学生はリスクを負うことはありません。
失うのは時間だけです。
しかしその時間で「人生を変えたい」と
本気で考える人にとっては
最高の環境だと私は思います。
きちんと情報収集をして、
人生を豊かにするものに
お金を使っていきましょうね。
それではまた。