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ノームのブログ

どっちにする?全世界株式とS&P500

 

投資信託を始めてみようと調査していくいうちに全世界株式とS&P500のインデックスに連動するものが良さそうだがどっちにしようか?と迷っている人も多いと思います。

 

そこで全世界株式に投資する私の考えを紹介したいと思います。

 

どっちにするか決めるときの判断材料の1つなれば嬉しく思います。

 

私はこんな人は

全世界株式(除く日本)へ投資

 

歴史からはS&P500一択

 

データをとれるまで遡ると、全世界株式の指数である MSCI ACWIとS&P500を比較するとS&P500が圧勝ですね。

 

 

 

ここ5年でもS&P500一択

 

期間を短くして、過去5年で全世界株式とS&P500を比較するとS&P500が勝ってますね。

 

 

 

なぜ全世界株式か?

 

ここまでのデータをみて、なぜ全世界株式に投資するのか?と思った人も多いと思います。

 

世界の年金基金が株式を全世界株式の考えで運用しているから私は全世界株式で株式の投資信託を運用しています。

 

世界の年金基金のポートフォリオを参考にして全世界株式の投資信託を選択した人は少ないのではないでしょうか?

 

なぜ年金基金を参考にしたかというと、投資信託の運用は基本的に老後資金のための資産づくりが目的で年金基金と運用の位置づけが似ていたからです。

 

毎月会員から徴収した資金を将来のために運用している年金基金と毎月数万円を投資信託へ投資している個人を比較してもやってることは同じですよね。?

 

そして老後に会員に年金として分配していくという点も、流行りの4%ルールで取り崩していく手法を個人がとることを考えると同じです。

 

また日本の年金基金だけでは世界の年金基金と比較したときに例外的な運用をしている可能性もあると考えたため世界の年金基金を採用しました。

 

年金基金と個人で違うのは扱う額だけだと考えてます。年金基金の資産の過半数を占めているのは株式です。

 

その株式の内訳をみると世界の株式へ投資し運用しています。

 

下記は2019年12月時点で、純資産額の大きい世界TOP5の年金基金になります。株式以外にも債券等への投資されていますが今回は株式の中での国別の割合を集計しました。

 

GPIFは正確な情報がなかったため、外国株式はMSCI ACWIをベンチマーク(除く日本)としていたためeMAXIS Slim(除く日本)の国別エリアをGPIFへ当てはめて集計しました。

 

順位 年金基金 北米 アジア 欧州 オセアニア
1 GPIF 日本 32% 53% 5% 0% 9%
2 GPF ノルウェー 44% 21% 31% 2% 2%
3 NPS 韓国 33% 47% 11% 6% 3%
4 FRT 米国 80% 20%
5 ABP オランダ 35% 7% 40% 13% 5%

 

違いは投資国や運用に占める株式の割合で、他は特に差はない状況です。

 

つまり、過去の歴史ではS&P500は全世界株式指数よりもパフォーマンスが良いにも関わらず堅実に運用する世界の年金基金は株式をS&P500(米国)のみで運用していないのです。

 

この事実を認識したうえで、個人が株式をS&P500だけで運用するのは安全と言えるのでしょうか?

 

ノーム
米国は大半を自国に投資してますね。それでも20%は他国の株式が含まれます。

 

個人の考え

 

どっちかにだけに投資するやり方で運用しているうちは相場に勝てないというのが私の考えです。

 

どちらにも投資するが、どちらか一方がだめでも他でカバーできるようにしておく投資家が市場で生き残る方法と考えてます。

 

ノーム
「まずは生き残れ、儲けるのはそれからだ」 By ジョージ・ソロスが聞こえてきますね 

全世界株式なら構成割合の50~70%は米国で、残りを他の国がカバーしてくれますのでどっちにも投資していることになります。

 

そういった意味でも全世界株式は優れた投資商品と考えています。

 

あとはポートフォリオの株式割合をどこまでに設定しておくかという話になります。

 

もしどっちにするか迷っているのであれば、全世界株式とS&P500どっちにも投資して、投資割合に変化を持たせるのがよいのではないでしょうか?

 

例えば全世界:S&P500=3:2みたいな感じで。

 

重要なのは納得して投資できているかどうかです。

 

著名人のアイデアを真似してみても本人が納得してない投資スタイルならそのやり方は継続できません。

 

結果が同じだとしてもそのプロセスで納得しているかいないかで、将来の結果は大きな差につなります。

 

私の場合は全世界株式一択で不安はありませんでしたのでS&P500とどっちにしようかと迷った経験はないです。

 

ノーム
比較して分析した結果、全世界株式を選択したので迷ってはいないということです。

 

全世界株式にも除く日本という投資信託もあり、どっちにするか比較してみました。

https://norm-blog.com/which_one_all-country_or_excluding-japan/

 

 

まとめ

 

いかがだったでしょうか?

 

過去や現在のパフォーマンスだけをみると、S&P500だけに投資をしていても問題ないように思えますが実際に運用している年金基金はそうではないのです。

 

パフォーマンスだけを見て投資対象を決めるやり方なら過去の関係資料を見て投資する人は誰でも儲かることになります。

 

S&P500だけに投資するのも1つの選択肢ではありますが、安定したパフォーマンスを得るのは難しいと考えます。

 

ある一定期間では米国株よりも新興国株のほうがパフォーマンスがよい時期もあり、その時期に米国株だけのS&P500を保有し続ける胆力が私にはありません。

 

トータルのパフォーマンスで全世界株式はS&P500に今後も負ける可能性はありますが、それでも私は堅実な運用を継続できるほうを選択します。

 

安全をとるかわりにその分失った儲けは市場にくれてやると考えています。

 

私の投資ポジションを通して1人でも多くの投資家のみなさまへ何かお伝えできたなら幸いです。

 

それではまた市場でお会いしましょう!

 


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