REIT指数が上昇していて気にはなっているが、リスクの高いリート投資に二の足を踏んでいませんか?
またリート投資に消極的な人もその姿勢が正しいことを改めて認識してみませんか?
リートで利益をあげた経験のある私がリート投資をおすすめしない理由をご紹介します。
リートをおすすめしない代わりにクラウドファンディングを通した不動産投資をおすすめする人がいます。
クラウドファンディングは「値動きがない」、「実物不動産なので安心」といったメリットはありますが、リスクもあります。
私の失敗談もご紹介していますのでクラウドファンディングを始めてみようと考えている投資家さんは参考にしてみてください。
私はこんな人は
J REIT ETFで利益確定
ソーシャルレンディングで不正にあう
リートをおすすめしない理由
REIT指数の値動きはとても大きい!
リートの価格は相場に影響しやすい
日経平均株価やTOPIXと比較するとリートの知名度はイマイチですし、投資対象として選定する投資家さんは少ない印象です。
その理由は、リートの市場規模が小さいため、REIT指数の値動きがとても大きいものになるからです。
また不動産の特徴として、借入をして資産を増やしていくビジネスモデルからほかのアセットに比べるとリスクが高いことも値動きが大きい要因の1つになります。
リートがどれくらいの値動きをするか確かめてみましょう。
大きく相場が動いたのときのリートの騰落率をニッセイ基礎研究所さんから借りてきました。
リーマンショック以降では株式よりもリートのほうが高い騰落率です。
どうでしょうか?
コロナショックのときは30%の下落ですが、リーマンショックでは60%です。
リートは高い配当金を投資家に還元する特徴をもっていますが、保有株価が60%も下落すると、もらった配当金以上の含み損を抱えることになります。
そのため値動きに耐性のない初心者の人にはリートをおすすめしません。
リートよりも王道な日経平均株価やTOPIX銘柄への投資から始めることをおすすめします。
リートは価格変動が大きいため、メインの投資対象には不向きです。
リートに投資する場合、ポートフォリオの10~15%の範囲で組み入れる等のリスク管理がとても大事です。
リートのパフォーマンスはどうなの?
日経平均、TOPIX、REITの指数を比較すると、
あれ、指数ができてから保有し続けた場合、一番パフォーマンスがよいのはリートですね。
REIT指数ができた2003年からリートを保有していた場合、パフォーマンスは+99%と倍になってます。
配当金込みで比較してみると、
あれ、こちらも2008年頃を境にTOPIXを上回るパフォーマンスをリートは出してますね。
長期的にリートを保有した場合、パフォーマンスはほかの指数と比べると高いですが、過去5年で比較すると、日経平均株価のパフォーマンスが一番良いですね。
リートよりクラウドファンディング?
リートと同じ不動産のくくりからクラウドファンディングを通した不動産投資はどうなのか?と考えた投資家さんも多いと思います。
私も同じことを考えてクラウドファンディングを実践してみました。
経験談としてはリートのほうが安心できます。
その理由は東京証券取引所に上場されているリートは厳しい審査を引所で受けているためです。
クラウドファンディングの特徴はタイムリーに会社へ融資できることです。
すぐにでもお金を借りたい会社にとってクラウドファンディングは理にかなった資金調達方法と言えます。
そのためクラウドファンディング市場はここ数年規模を拡大しています。
しかしリートの市場規模は約12兆円、融資型クラウドファンディングの市場規模は約1200億円とリートの100分の1の規模です。
小さ過ぎる市場規模だと今後正常に機能するかを判断するにはまだ難しい状況と考えます。
私の失敗談
2020年9月からSBIソーシャルレンディングを通して太陽光発電事業へ投資を開始しました。
しかし投資してから半年くらい経った時期に運営会社による不正が発覚しました。
簡単に言うと、投資家から集めた資金が太陽光発電事業に投資されず、別のものに資金が投資されていたのです。
この報道が出たときは投資資金が回収できなくなるという不安が大きかったですね。
運営会社がSBI傘下の会社だったので投資資金は全額返金されましたが、資金力のない会社だったら泣き寝入りの可能性があったと思います。
リートなら相場の暴落で60%下落しても手元には40%残りますから投資金額が0になることはありません。
この経験でクラウドファンディングから私は手を引きました。
きちんとした運営会社を選定していないだけでは?と考えた人もいるかと思います。
しかしクラウドファンディングは私には向いていないことがわかりました。
投資には同じ投資銘柄であってもさまざまなやり方があります。
1つの投資商品に固執するよりも自分に合った投資で稼ぐことが大切です。
まとめ
いかがだったでしょうか?
リートは価格変動が大きいため難しい投資だと思います。
しかし日経平均株価やTOPIXよりもよいパフォーマンスを出していることも事実です。
価格変動に動じずリートを保有できる投資家さんであれば投資対象になると考えています。
資産形成を通して人生を豊かにしていきましょうね。
それではまた市場でお会いしましょう!