日本ではマイナーだけれど、高配当の豪州REITが気になっている人もいるかと思います。
そこで東京証券取引所に上場している【1555】上場インデックスファンド豪州リート(以下、上場Aリートと記載)について紹介していきます。
こんな人におすすめ
豪州REITが知りたい
他のREITと比較してどうか?
投資対象としてはどう?
私はこんな人は
・投資歴5年
・2021年成績 +2,000%
ポイント
米国REITのほうがパフォーマンスがよい
【1555】上場Aリート
商品概要
信託財産の1口あたりの純資産額の変動率を円換算した S&P/ASX200 A-REIT指数の変動率に一致させることをめざして運用を行ないます。
引用:目論見書(2022/4/9)
【1555】上場Aリートサマリ
純資産:126億
運用年数:11年
信託報酬等:0.5%
リターン(1年):11.3%
分配金利回り:2.96%
引用:2022/8/19時点のモーニングスターデータ
引用:モーニングスター
東京証券取引所に上場されている国際REITでメジャーな【1659】米国REITと【2515】外国REITと【1555】上場Aリートの商品スペックを比べてみます。
ポイント
・低パフォーマンス
・純資産に大差なし
・信託報酬は割高
・高分配金利回り
パフォーマンス
【1659】米国REITや【2515】外国REITより【1555】上場Aリートのパフォーマンスは低いです。
パフォーマンス(3年)
・【1555】上場Aリート:5.94%
・【1659】米国REIT:13.47%
・【2515】外国REIT:11.63%
期間が短いので、もう少し長くとってみると、【1555】上場Aリートは上場から現在価格で約2倍となってます。
他のETFとパフォーマンスを比較してみると、
比較ETF
・濃い青:【1555】上場Aリート
・黄色:【1659】米国REIT
・水色:【2515】外国REIT
・オレンジ:【1343】J REIT
過去5年で【1659】米国REITが圧勝ですね。ただ、コロナ以降に急激に上昇しているので、FRBの量的緩和と利下げが大きく影響してます。
とれる期間の最大でみてみると、
リーマンショック時のときの考慮は必要ですが、それでも【1659】米国REITのパフォーマンスは高いですね。
【1555】上場Aリートは【1343】J REITと比較しても負けてないのでなかなかよい位置にいますね。
とは言ってもETFが上場した期間が短いものもあり、単純比較はできないためあくまでも参考程度のデータですね。
リーマンショック時の影響を加味すると、【1343】J REITと±10%程度くらいが【1659】米国REITと【1555】上場Aリートも実力値ではないかと考えてます。
コスト
信託報酬等
・【1555】上場Aリート:0.5%
・【1659】米国REIT:0.22%
・【2515】外国REIT:0.19%
【1659】米国REITや【2515】外国REITより【1555】上場Aリートの信託報酬等は2倍以上となってます。
また【1555】上場Aリートには信託報酬等以外に売却するときに発生する解約信託財産留保額が0.3%で設定されてます。
またネット証券会社でメジャーな楽天証券やSBI証券では日興アセットマネジメントは売買手数料がかかります。
ちなみに【1659】米国REITの運用会社ブラックロックや【2515】外国REITの野村アセットマネジメントは楽天証券やSBI証券では売買手数料は無料です。
豪州REITの特徴
世界規模でみると、日本に次ぐ上位3位に豪州は位置しています。
豪州REITの構成
豪州REITの投資先は小売りや商業施設がメインとなります。
米国REITでは物流やデータセンターなどの専門不動産が多く、また日本のREITだとオフィスが多いのと比べても各国によって業種別の投資先に特徴が出ています。
私の投資スタンス
ここからは私の独断と偏見になります。
ポイント
投資しない
私なら【1555】上場Aリートに投資はしません。
もし投資するなら、豪州REITも含む【2515】外国REITのほうをおすすめします。
分配金利回りは【1555】上場Aリートのほうが高いですが、コストが高いので私には魅力がある投資商品にはみえません。
パフォーマンスをみると、【2515】外国REITは比較したETFのなかではさえない結果でしたが、比較期間が短いのでその真価が数値で見えていないのだと考えています。
ここ10年は米国一強なので、他がイマイチに見えまね。
まとめ
いかがだったでしょうか?
日本ではマイナーな豪州REITということで、調査してみましたが、今回はこういう投資商品もあるんだなーくらいに思ってもらえればよいかと思います。
投資の選択肢からはずれたというのも投資においては大切な考え方です。
資産形成を通して人生を豊かにしていきましょうね。
それではまた市場でお会いしましょう!